コロナ禍に見舞われても高配当株は健在!
2020年からスタートした新型コロナウイルスのパンデミックは、私たちの生活を一変させ、多くの人々が経済的に不安な日々を送りました。
しかし、そんな状況下でもしっかりと利益を上げ続ける方法が存在します。
それが「高配当株投資」です。
この記事では、株初心者でも堅実に挑戦できる高配当株投資について、その魅力と方法をご紹介します。
高配当株投資の魅力とは?
高配当株投資の魅力はなんといってもその「堅実性」にあります。
一般的に、高配当株とは、業績が安定しており、配当利回りが高い株式を指します。
これらの株を保有することで、株価の値上がり益と同時に、配当を受け取ることができます。
たとえば、2022年3月期の企業配当総額は12兆円を超えると予想されており、これは過去最高を更新する見込みです。
この数値からも分かるように、高配当株に投資することで、堅実に資産を増やしていけるのです。
また、高配当株の中には成長を続け、連続増配を行っている「お宝銘柄」も存在します。
こういった銘柄を早期に見つけて保有することで、配当と株価の両方から利益を得ることができます。
株主還元に積極的な企業を選ぶ理由
株主還元に積極的な企業は、株価が長期的に上昇する傾向があります。
日本では、花王が31期連続増配を達成しているような企業がその代表例として挙げられます。
これにより、株主にとっては安定した配当収入とともに、株価の値上がり益も期待できます。
株主還元にはさまざまな方法があり、増配、株主優待、自社株買いなどが含まれます。
特に、自社株買いは供給を減らすことで株価を上昇させるクロス効果があります。
配当性向の高い企業は、投資家の信頼を勝ち取るために積極的に還元施策を行うことが一般的です。
こうした企業の株を長期で保有することにより、より高いリターンを得られる可能性が高まるのです。
優良高配当株は下げた時が絶好の買い場
株価が下がった時こそ、優良高配当株を安く購入する好機です。
優良高配当株は、内部留保や現預金が潤沢で、増配余力を持つ企業が多いです。
たとえば、MS&ADインシュアランスグループホールディングスやSRAホールディングスは、そのような優良銘柄に該当します。
株価が下がると、自然と配当利回りが上昇します。
このタイミングを見計らって購入することで、割安な価格で優良銘柄を手に入れることが可能となります。
さらに、NISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、税引き後の手取り額も増え、高配当と大きな値上がり益を一度に狙うことが可能です。
高配当株選びの基礎と重要な指標
高配当株を選ぶ際には、配当性向、総還元性向、業績予想進捗率、内部留保、ネットキャッシュなど多くの指標を確認する必要があります。
これに加えて、増配の有無や自社株買いの動向なども注視すべき要素です。
具体的には、配当性向の高い企業は、利益の大部分を株主に還元しているため、配当金の安定感があります。
一方で、還元余力となる内部留保や現預金が十分にあるかも確認しましょう。
これらの情報を元に、銘柄を選定し、適切なタイミングで売買を行います。
また、SDGsやESG投資など、これから注目される環境テーマに対応した業種や企業にも目を向けることが、新たな投資の潮流を見極める一助となるでしょう。
株初心者でもできる安心の高配当株投資
高配当株投資は、一発の大儲けを狙うのではなく、着実に利益を積み重ねる手法です。
この手法は、中長期間にわたる資産形成を希望する方に特に向いています。
藤本壱氏による著書『コロナ禍に見舞われても高配当株は健在』では、高配当株の基礎知識や実際の売買方法について、初心者向けに詳しく説明しています。
特に株式投資を初めて行う方にとっては非常に心強い一冊となっています。
この書籍を通じて、高配当株にまつわる基礎知識をしっかりと学ぶことで、自身の投資スタイルを確立し、一段上の資産形成への道筋を開くことができるはずです。
まとめ - 高配当株投資で資産を着実に増やそう!
高配当株投資の魅力は、その安定した収益性と成長性の両立にあります。
コロナ禍という逆風の中でも、大きな配当総額や連続増配を見逃さず、株主還元に積極的な企業の株を選ぶことで長期的に安定したリターンを見込むことができます。
また、株価が下がった時を絶好の買い場と捉え、理論武装した銘柄選びとタイミングを意識することで、株初心者でも堅実な資産形成の一歩を踏み出せます。
著書をガイドとして、高配当株投資の基本をマスターし、これからの投資を楽しみながら皆さんの資産を増やしていきましょう。
今こそ、高配当株投資を始める絶好のタイミングです。