老後に向けた資産作りを始めよう!
現代を生きる私たちにとって、心配事のひとつに老後の資金問題があるのではないでしょうか。
私自身も、毎月の生活費や将来の子どもの教育資金などを考えながら、どうやって老後の資金を確保すればよいか、常に頭を悩ませています。
しかし、ただ銀行預金にお金を積み立てるだけでは、難しいのが現実です。
銀行預金の利率は非常に低く、インフレが続く現代において、そのままでは確実な将来の資金作りは難しいのです。
そこで、「新NISA」制度を活用した資産運用という新たな選択肢が登場しました。
老後のお金に対する不安が増している今、資産運用を始めることで、将来に向けた安心感を手に入れることができるかもしれません。
本記事では、2024年1月からスタートする「新NISA」を使って、50歳からでも間に合う老後資金の作り方について徹底解説していきます。
なぜ今、「本物の資産運用」が必要なのか?
現代社会では、「人生100年時代」などと言われるように、定年後も働く高齢者が増えていることをご存知でしょうか。
しかし、長寿という幸せが、必ずしも経済的な安定を意味するわけではありません。
特に、老後の資金というのは、多くの方が直面する一大懸念事項。
そこで注目されているのが、「資産運用」です。
資産運用を始めるにあたっては、リスクとリターンをしっかりと理解することが重要です。
通常、株式や投資信託で資産運用をして得た利益には20.315%の税金がかかりますが、2024年から始まる新NISA制度を利用すれば、その税金をゼロにすることができます。
この税制優遇を利用することで、資産形成における効率が格段に向上します。
さらに、新NISAではこれまでの制度にあった運用期間の制限がなくなり、安心して長期的な視点で資産運用に取り組むことができるようになりました。
また、投資できる総額が1,800万円に引き上げられるため、大きなメリットを享受しながら資産を増やしていくことが可能です。
「投資信託」が50歳からの資産運用に向いている理由
50歳を迎えた今からでも資産運用をスタートしたいと考えている人にとっては、リスクの低い方法から資産を増やすのが理想です。
そこでお勧めしたいのが「投資信託」なのです。
投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を元に、専門の運用会社が様々な資産に分散投資を行う仕組みです。
投資信託の最大のメリットは、プロの運用によるリスクの分散。
個々の銘柄に投資するよりもリスクが低く、初めての方でも比較的安心して始めることができます。
また、少額からでも始めることができるため、毎月コツコツ積み立てをしながら資産を増やすことが可能です。
さらに、運用方針や資産の種類も多岐にわたるため、自分のライフスタイルやリスク許容度に合わせた商品を選べるのも魅力の一つです。
特に50歳からの資産運用では、安全性や安定性も重視したいところ。
投資信託はそういったニーズに応える理想的な選択肢です。
いよいよ2024年1月にスタートする新NISAがもたらすもの
2024年1月に開始される新NISAには、以前の制度と大きく異なるいくつかのポイントがあります。
それにより、この制度を上手に利用することで、将来の資産形成をより効果的にサポートすることができるのです。
まず、新NISAでは、これまでと違って運用期間に期限がありません。
これは、長期的な視点で資産運用を行いたい方にとって、非常に大きな意味を持つポイントです。
税制優遇が続くことで、資産が増え続けることを期待できます。
次に、税金がゼロになる投資額の上限が、従来よりも大きく引き上げられ、1人あたり1,800万円までとなっています。
この上限引き上げによって、より多くの資産を非課税で運用することが可能になりました。
家族全員で新NISAを活用すると、相当な額の資産を効果的に増やせます。
新NISAは、特にこれから資産運用を始める方や、これまでのNISA制度を活用してきた方にとっても、新たな展開を見せる可能性があるものです。
積極的に活用することで、老後の資金に対する不安を大いに軽減できるのではないでしょうか。
新NISAを賢く使うためのポイント
新NISAを上手に活用するためには、まず制度自体を正しく理解することが重要です。
非課税の枠を有効活用するため、しっかりとした計画を立てて運用に臨みましょう。
以下に、新NISA利用の際に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。
まずは、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。
リスクを取れる範囲で商品を選定し、継続的に運用することが求められます。
また、投資する資産の種類を広げ、しっかりと分散投資を行うことも重要です。
次に、計画の見直しも適宜行うことがポイントです。
市場の動向や自身の生活環境の変化に応じて、適切なタイミングでの見直しを通じて、運用方針を調整することが、長期的に成功するためのカギとなります。
最後に、焦らずにコツコツと続ける意識を忘れないこと。
短期的な利益を求めるのではなく、中長期的に持続的な成果を目指すことが、新NISAを活用する上での成功法則です。
こうしたポイントを抑えながら賢く活用しましょう。
新NISA向けではない投資信託を見分ける方法
資産運用には、当然ながら向き不向きがあります。
それは選ぶ商品についても同じ。
新NISAを活用する際には、投資する商品が「新NISAに向いているか」を見極める必要があります。
特に、避けた方がいいとされる投資信託についても理解しておくことが重要です。
1つ目のポイントは、手数料の高いファンド。
手数料が高いと、それだけで資産運用のパフォーマンスが下がってしまうことがあります。
運用期間が長期にわたる新NISAにおいては、特に手数料には注意が必要で、コストパフォーマンスの良いものを選択することが求められます。
2つ目は、運用方針が不明瞭なファンドです。
投資先が明確でないものや、運用方針が頻繁に変更される商品に投資すると、不確実性が高まり、思わぬリスクを背負うことになるかもしれません。
3つ目は、過剰にリスクを取っている商品。
新NISAは長期間の資産運用を前提としているため、過剰にリスクを取ることは避け、安定したリターンを期待できる商品を選びましょう。
情報をしっかりと収集し、将来を見据えた慎重な選択が大切です。
50歳からでも老後資金を作るための心得
最後に、「50歳から老後資金を作るための心得」について考えてみましょう。
50歳から新たに資産運用を始めることは決して遅すぎることはありません。
大事なのは、その覚悟と方法です。
まず、目標を明確に設定しましょう。
自分がどれくらいの資金を貯めたいのか、そのためにどれだけ積み立てたいのかを明確にすることで、日々の行動にも具体的な意味が生じます。
次に、長期的視野を持ち続けることです。
短期間での成果を求めてしまうと、投資の本質を見誤ることになりかねません。
むしろ、着実に資産を増やすために、コツコツと続ける姿勢を大切にしましょう。
そして、情報に敏感になることも忘れてはいけません。
投資環境や市場状況は常に変化しています。
その変化に対する敏感さを持ちながら、適切な判断を下せるように心がけます。
最後に、投資に対して合理的かつ冷静に対応することです。
感情的にならず、常に計画に基づき行動することで、長期的に見て最も効果的な資産運用を実現できます。
この心得をもって、ぜひ50歳からの資産運用を成功させましょう。
以上を踏まえ、2024年から始まる新NISAを活用することによって、未来の資産を確実に手に入れるための一歩を踏み出しましょう。
著者の中野晴啓氏が示す資産運用の知見は、非常に役立つものとなるでしょう。
老後資金への道、ぜひ一緒に切り開いていきましょう。