技術者にこそ必要!ロジカルシンキング×投資術
月に一度は旅行に出掛ける私ですが、その一方で将来のために資産形成にも力を入れています。
特に、長年技術業界に携わる者として、エンジニアの視点から考えると投資の重要性がますます増していると実感しています。
そこで、今回は亀山雅司氏が手掛けた「ロジカルシンキング×投資術=抜群の資産形成」という書籍を手に取り、その独特な視点と必勝の投資術を紹介したいと思います。
エンジニアが投資を意識すべき理由
亀山氏の本書では、これからのエンジニアがなぜ投資をしなければ生き残れないのかという問いから始まります。
多くの技術者は、自らの専門的なスキルを頼りにキャリアを築いていますが、驚くことに技術は必ずしもお金に直結しないことがあります。
エンジニアとして独立したときに直面するのが、技術力の売り込みの難しさです。
すばらしい技術を持っていても、それを顧客にどのようにアピールするかという営業スキルが欠けていると、思わぬ困窮状態に陥ることが少なくありません。
このジレンマを避けるために、資産所得がバックアップとして機能することが非常に重要であるとされています。
資産があれば、望む価格で自分の技術を提供できるまで待つ余裕が生まれます。
そして、ロジカルシンキングを活かして最強の投資方法を手に入れることができれば、資産形成はより強力なものになります。
この論理的思考と投資術の組み合わせこそが、本書の核となっています。
ロジカルシンキングが失敗する理由
ロジカルシンキングは、しばしば思い込みや独りよがりによって失敗することがあります。
例えば、技術力が高ければ必ずしも高収入に繋がるとは限りません。
技術そのものの価値と、市場が求める技術の価値は一致しないことが多々あるからです。
亀山氏は、特定の事例を挙げて失敗するロジカルシンキングのパターンを詳細に解説しています。
たとえば、
「電気自動車はCO2フリーだから環境に優しい」といった通念も実際にはいくつかの盲点を抱えていると示しています。
また、いくら高い技術力を持っていても、それが市場需要に合わなければ期待する報酬は得られない現実があります。
この章では、失敗の例だけでなく、成功した際の事例についても紹介されています。
こうした事例を通じて、どうすればロジカルシンキングをより確実なものにすることができるか、本書は緻密に分析しています。
必勝の投資方法とは?
続いて紹介されるのが、亀山氏が編み出した必勝の投資方法です。
特に強調されているのが、
「未来を予測しない」というアプローチです。
これは、一見逆説的に感じられるかもしれませんが、非常に理にかなった方法です。
なぜなら、未来を正確に予測することは不可能であり、その場の状況に応じて最適な戦略を立てることの方が実際的だからです。
本書では、具体的な投資手法もいくつか取り上げられています。
例えば、アービトラージや先物取引、不動産、バリュー投資など、さまざまな投資スタイルが詳しく解説されています。
各セクションでは、各投資の原理や実例を交えながら、どのようにして成功する戦略を立てるのかが説明されています。
ロジカルシンキングで必勝を
この章では、時間を味方につける投資戦略が披露されます。
たとえば、
「時間をかけて市場を理解する」「拡大している市場に参加する」といったアプローチです。
これは、投資を長期的な視点で見ることの重要性を強調しています。
また、現金での運用や買いだけの運用法、配当益を重視したインカムゲインの活用方法など、多角的な視点からの投資戦術が示されています。
複利で資産を着実に増やしていく手法も詳細に紹介されています。
これらの戦術を組み合わせることで、必勝の投資戦略が完成します。
必勝投資の実践
いよいよ、具体的な投資実践の話に移ります。
亀山氏は、仮想通貨や株式売買を組み合わせた投資法を提案しています。
仮想通貨では、比較的少ないお小遣いでも資産を築くことができるとしています。
特に、グリッドトレードという手法を用いて仮想通貨から金利的な収入を得る方法が論じられています。
一方、株式においては年利20〜30%を狙った投資方法が取り上げられています。
リバランシングを通じたポートフォリオ管理や、証券会社の利用法に関するアドバイス、手数料と税金の考慮についての重要性も触れられています。
これらの実践的な情報は、これから投資を始めるエンジニアにとって非常に価値があることでしょう。
結論:未来を切り拓くヒント
亀山雅司氏の「ロジカルシンキング×投資術=抜群の資産形成」は、エンジニアだけでなく、多くの読者に資産形成のための新たな視点を提供しています。
特に、独自のロジカルシンキングを活かした投資方法は、これからの時代に資産を築くための大きなヒントとなるでしょう。
この本を通じて得られる知識と視点は、困難な経済環境の中で生き抜くための強力な武器となり得ます。
投資を通じて資産を形成し、自らの技術を存分に発揮できる環境を整えることは、エンジニアとしての未来を豊かなものにするための鍵であると気付かせてくれます。
興味ある方は、ぜひこの本を手に取って、未来の自分への投資を考えてみてはいかがでしょうか。